- 更新日: 2026年10月14日
- 公開日: 2026年10月14日
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全国に支店・営業所・仲介店舗などを展開する賃貸管理会社において、避けて通れないのが「各拠点に散乱する紙書類の管理」です。
賃貸借契約書や重要事項説明書、入居申込書、オーナー様との管理委託契約書、身分証コピーなど、賃貸管理では法律上長期保存が義務付けられている書類や、個人情報・機密情報を含む重要文書が日々大量に発生します。
しかし、各店舗や支店で個別に保管・運用を続けていると、本部からは見えないブラックボックス化が進み、重大な紛失リスクや業務の非効率を生む原因になります。
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調査から見えた、現場の実態
当社が実施した企業調査によると、書類管理において「完全ペーパーレス化」を達成できている企業はわずか数%にとどまり、全体の約8割が「デジタルと紙の混在」状態に停滞しています。

不動産・賃貸管理業界では、法的な原本保存義務があるため「過去の契約書が紙のまま残っている」「紙と電子契約が混在している」といった事情をよく聞かれますが、この他にも小売業や調剤薬局などでも同様の規制や商慣習で紙が残っている業界も多いのが現実です。
さらに調査では、書類管理の課題として以下の点が上位に挙がっています。
- オフィスの保管スペースが不足している(36.7%)
- 紛失・持ち出し・漏えいなどのセキュリティ不安がある(31.7%)
- 保管場所が分散しており、移動・受け渡し・管理の手間が大きい(29.0%)
- 関連書類(契約書・覚書・図面など)が紐づかず、参照が面倒(24.3%)

多店舗・多拠点展開を行っている企業ほど、本社だけでなく各店舗のバックヤードや倉庫に書類が分散し、管理体制が形骸化・属人化しやすい実態が浮き彫りになっています。
支店・店舗など「複数拠点」で書類管理を行うと起こる2大トラブル
支店や店舗など、現場任せの分散管理を続けることで発生するトラブルは、大きく分けて次の2つに集約されます。
1. 本部から見えない「書類のブラックボックス化」とガバナンス低下
各拠点に「何が・どこに・何箱(何冊)保管されているか」を本部がリアルタイムに把握できない状態です。
- 監査やトラブル対応の遅れ
行政監査や内部監査、オーナー様や入居者様からの過去契約に関する問い合わせ、などの緊急時に該当店舗に確認しないと書類の有無すら分からず対応が遅れてしまう
- 情報漏えい・持ち出しの検知不能
誰がいつ重要書類を持ち出したのか、鍵のない棚に置かれていないかなど、本部のセキュリティ基準が現場まで行き届かない
2. 拠点ごとにバラバラな運用ルールによる「紛失・誤廃棄リスク・属人化」
店舗や営業所ごとに、独自のファイリング方法や保管年数の解釈で運用されているケースです。
- 拠点間での検索・照合が不能
命名規則が店舗によって「物件名別」「成約年度別」「入居者名別」でファイリングされているなど、全社共通のルールがないため他拠点から文書の検索や照会ができなくなる
- 誤廃棄・保管期限超過のリスク
法定保存期間を過ぎても漫然と店舗に置かれ続けて個人情報漏えいリスクを抱えたり、更新・解約トラブル時に原本を誤って破棄してしまったりする可能性がある
- 管理の属人化
管理方法が統一されていないと、書類の並び順や保管場所を「長年その店舗にいるベテランスタッフしか分からない」という状態に陥り、異動や突然の退職が発生した際、どこに何があるかが一切追えなくなり、日々の業務や引き継ぎに大きな支障をきたす
実例から紐解く「複数拠点の書類引き取り・管理がうまくいくポイント」
複数の拠点からどのように書類を集約し、統制を取るべきなのか。寺田倉庫のCLOUD CABINETに寄せられるご相談から、実際の事例や運用のポイントを解説します。
Q. 複数拠点を抱える企業からは、実際どのようなご相談が多いか?
全国に何十店舗・何十拠点もある企業様から『どこに何の書類が何箱あるのか把握できていない』というご相談が非常に多いです。
特に経営目線や法務・総務目線では、拠点ごとに独自のルールで運用されていることに対して、コンプライアンスや情報統制の観点から強い懸念を持たれてお問い合わせをいただくケースが目立ちます。
店舗のバックヤードが契約書の箱で埋まってしまい業務スペースを圧迫している、あるいは店舗の統廃合やオフィスのフリーアドレス化が決まったものの、現場スタッフだけで大量の書類を整理・リスト化できず途方に暮れている、といったご相談も数多くいただきます。
Q. 寺田倉庫ならではの強みは?
複数拠点がある場合、書類の機密性や立地に応じた安全で柔軟な移送体制が不可欠です。
寺田倉庫では、東京23区および横浜市内であれば当社のセキュリティ車両による集荷を選択可能です。本部の重要書類や高機密な原本も、最高水準のセキュリティ体制のもとで安全に移送できます。
一方、その他の全国エリアからは、宅配便(信書便扱いの元払い発送)にてスムーズに出し入れを行っていただけます。
さらに、首都圏(芝浦、福浦、千代田、館林)のほか、中部(名古屋)、近畿(茨木)、東北(仙台)にも保管拠点を設けており、全国に支店や営業所をお持ちの企業様にも幅広く対応できるインフラを備えています。
移送や受け入れ対応にあたっては、ISMS(ISO/IEC 27001)やプライバシーマークといった国際・国内基準に準拠した厳密なセキュリティエリアにて、専任教育を受けたプロスタッフのみがオペレーションを担当します。これにより高度なセキュリティが求められるお客様からも、「客観的な管理基準と厳密な運用体制が担保されているため、全社レベルの重要文書も安心して任せられる」と高い評価をいただいています。
Q. 実際にCLOUD CABINETへ集約されたお客様の反応は?
『各拠点の管理コストや郵送費が一気に削減できた』というコスト面の反響はもちろんですが、一番は『Web画面で全拠点の書類が可視化され、1ファイル単位で即時PDF確認できるようになったことで、本部のガバナンスや業務効率が劇的に向上した』というお声です。
現場の店舗スタッフ様からも、『書類を探す際にバックヤードから探し出すストレスから解放された』と大変喜んでいただいています。
【事例紹介】
紙文書を多く扱う企業が、CLOUD CABINETをどのように活用して課題を乗り越えたのか、実際の事例をご紹介します。
事例1:SaaSでも倉庫でもない「第三の選択肢」で全社集約を実現(エスリード賃貸株式会社様)

・抱えていた課題
約3万件の稼働中契約書を抱え、紙・PDF・外部倉庫保管が混在し書類探索に膨大な手間が発生。定期的なオフィスレイアウト変更のたびにキャビネットの移動が生じ、社員の物理的・精神的負担となっていた。
・CLOUD CABINETによる解決
原本を預けてリスト化し、必要な時だけ1件単位でPDF化や原本取り寄せができる点と、コストと利便性のバランスが決め手となり導入。オフィスからキャビネットを3台削減して執務スペースを広げ、社員のデスク幅を1人あたり20%拡張することに成功。
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事例2:約1万2,000件の契約書管理を一新、業務効率化とガバナンスを両立(株式会社コスモスイニシア様 賃貸事業部)

・抱えていた課題
住宅・オフィス等約1万2,000件におよぶ契約書を管理していたが、新規契約や月200件超の解約に伴う出し入れが頻繁に発生。取り間違い防止のため2人1組で月10時間かけた確認作業や、工程ごとに異なる外注先を使うなどで運用が複雑化し、紛失や現場の作業不可が懸念されていた。
・CLOUD CABINETによる解決
契約書のデータ化、システムでの一元管理、原本の倉庫保管を一気通貫で外部委託。社内データと照合しながら寺田倉庫側で整理・データ化を行うなどカスタマイズ対応により移行を完了した。社員が紙に触れる機会がほぼゼロに。
詳細はこちら
複数拠点の書類引き取り・管理に「寺田倉庫(CLOUD CABINET)」が最適な理由
全国展開する賃貸管理会社が複数拠点の書類を集約・管理するパートナーとして、寺田倉庫の「CLOUD CABINET」が選ばれる4つの理由があります。
1. Web画面で全拠点の書類を一元管理!「本部主導のガバナンス強化」
全国の拠点に散在していた書類をひとつのWeb管理画面に集約し、全社横断で可視化します。役職や店舗ごとに細かな閲覧権限を設定できるため、不正持ち出しや情報漏えいを防ぎ、本部主導で厳格なガバナンスを構築できます。
2. 契約・請求・管理体制を「会社全体で一本化」してコスト最適化
拠点ごとの外部倉庫契約や請求を一元化し、スケールメリットを効かせた保管コストの最適化を図れます。請求窓口もひとつに集約されるため、総務・経理部門の管理・支払工数も大幅に削減されます。
【参考】あわせて読みたい:大量の経理帳票や保存書類の管理にお困りの方へ(文書保管サイトに遷移)
年次で発生する大量の経理帳票(領収書・請求書・伝票など)を箱単位で預けたい企業様には、寺田倉庫の「文書保管サービス」もあわせてご活用いただけます。
1件単位で管理したい「契約書(CLOUD CABINET)」と、箱単位で保管したい「経理帳票」を1社にまとめることで、全社の文書管理窓口・請求を一本化できます。
3. 23区・横浜市内は当社のセキュリティ車両が集荷。全国からも無理なく集約可能
東京23区や横浜市内は専門スタッフと専用車両で安全に集荷し、その他の全国拠点からは専用BOXで送るだけでスムーズに集約できます。
仕分けやWeb台帳登録などの登録代行(BPO)まで任せられるため、現場の手間もかかりません。
4. どの拠点からでもWebで即時確認!「1ファイル単位のリモートスキャン」
原本書類もWebから1ファイル単位でスキャン依頼でき、最短3時間でPDF閲覧が可能です。データはCLOUD CABINET上に保存されるため次回以降も即座に再利用でき、拠点間での郵送の手間やタイムロスなくスムーズに参照できます。
まとめ:複数拠点の書類をスマートに集約し、全社の業務効率と統制を両立
支店や店舗など、複数拠点に書類が散在した状態を放置することは、現場スタッフの業務効率を著しく低下させるだけでなく、企業のコンプライアンスやガバナンスを揺るがす重大なリスクにつながります。
書類の紛失や情報漏えいといったインシデントを未然に防ぐために。
寺田倉庫では、課題が整理しきれていない段階から営業が現場へ足を運び、運用ルールの構築から伴走してサポートいたします。
リスクが表面化する前に、まずは貴社の現状や不安をお聞かせください。

寺田倉庫の「CLOUD CABINET」なら、全国の拠点網に対応した柔軟な集約体制と、手厚い登録代行(BPO)、高水準のセキュリティ環境により、現場に負荷をかけることなく全社の書類DXを実現できます。
複数拠点の契約書管理やオフィス縮小、保管コストの見直しをご検討の企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。
この記事を書いた人
CLOUD CABINET編集部
文書管理に役立つ情報を発信していきます。 当編集部は、文書情報管理士・文書情報マネージャーなどの有資格者で構成されています!