導入事例一覧

プラス株式会社 ジョインテックスカンパニー様

加速するDX 時代に則した、 電子と紙が共存する私たちに合った 契約書管理のかたち

プラス株式会社の社内カンパニーとして文具・事務用品、オフィス生活用品および各種サービスの卸販売事業を展開。カタログ通販に専任営業サポートが付いた法人向けデリバリーサービス「スマートオフィス」、官公庁向け「スマートガバメント」、文教市場向け「スマートスクール」、介護・福祉市場向け「スマート介護」を中心に、購買コストダウンや環境購買への提案を行う「JeSS」等、市場の変化とともに進化するNew Middleman®(新たな中間流通業)として、オフィス生産性向上に役立つ独自サービスを展開。

ロゴ画像
  • 設立

    2001年4月 新しい形態のオフィスマーケット問屋、ジョインテックス株式会社を設立
    2005年4月 オフィス家具事業分野におけるマーケット機能の強化を目的に、ジョインテックスとプラスが合併
    プラス株式会社の社内カンパニーとして現在に至る

  • 業種

    家具、オフィスインテリア用品、文具、事務用品の販売、賃貸、仲介、修理、ならびに保守管理/電子光学機器の販売/日用品雑貨、スポーツ用品、食料品、家庭用電気製品、時計および楽器の販売/コンピュータープログラムのソフトウェア、書籍の販売

  • HP

    ジョインテックスカンパニー
    https://www.jointexcompany.jp/
    プラス株式会社
    https://www.plus.co.jp/

導入前の問題

  • 明確な管理ルールが整備されておらず、原本の紛失リスクが高い状態
  • 管理体制が整っていないことで、電子契約の導入が停滞
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導入後の効果

  • 管理ルール・運用の見直しによる原本紛失リスクの低減
  • 電子契約の導入を見据えた管理体制とハイブリッドワークの実現

プラス株式会社ジョインテックスカンパニーは、顧客のオフィスにおけるすべての消費財の効率的購入、およびコストダウンを支援しています。CLOUD CABINET を導入することで、いつでも、どこでも、売買基本契約書および付随する関連書類の検索・閲覧ができる体制を構築し、契約書管理業務の効率化と管理体制の強化を図りました。導入の経緯と効果について、商品本部 商品戦略部 副部長 企画サポート課 課長 古市 尚子氏、同課の外西 愛氏、瀧澤 幸子氏に詳しく話を伺いました。

利用サービスについて

CLOUD CABINET の利用状況について教えてください。

商品本部で管理する仕入先様との売買基本契約書および付随する書類、約2,400社分の原本保管を寺田倉庫様に委託しています。契約状況等の確認で原本の閲覧が必要な場合は、「リモートスキャン」機能によって必要な原本のみを電子化する形で、サービスを利用しています。

また、電子契約書もCLOUD CABINET に登録しており、紙と電子の契約書が一元管理できる環境を構築しています。出社・テレワークにかかわらず、契約書や付随書類の検索・閲覧はCLOUD CABINETで行っています。取引先と商談を行っているマーチャンダイザー部門での利用頻度が高いのですが、契約書の作成・管理部門である商品戦略部、カタログを制作するメディア制作部、調達購買部の計12 ユーザーが利用しています。

サービス利用の背景

CLOUD CABINET を導入した背景を教えてください。

これまで売買基本契約書原本の保管は、すべて厚手ファイルに索引を付けて綴じ、オフィス内のキャビネットにて保管していました。ただ、誰でも原本の閲覧や持ち出しができる状態になっていたため、持ち出し後、返却されないままになってしまうこともあり、紛失が発生しかねない状況でした。
管理台帳は、データベースソフトウェアを利用していましたが、締結日や雛形の種類、締結時に必要な書類の有無などの項目が不足しており、正確に管理できていない状態でした。
加えて、電子契約の締結依頼が増えてきたことや、テレワーク、電子帳簿保存法への対応も求められており、リスクマネジメントを強化するとともに、より円滑にビジネスを進める環境を促進するため、契約書の管理体制の見直しを図ることとなりました。

CLOUD CABINET 導入前は4 本のキャビネットに書類を保管

寺田倉庫のサービスを選んだ理由

CLOUD CABINET を採用した理由を教えてください。

機能面に関しては
①管理台帳機能の汎用性が高く、当社が求める管理方法が実現できること。
②ユーザーインターフェースがシンプルで使いやすいこと。
③社内でもリモートワーク環境でも利用できること。をベースに選定を行いました。
将来を見据えて、電子契約サービスと連携できる契約書管理サービスに候補を絞っていましたが、その中でも、契約書をすべて電子化しなければならないサービスは初期コストがかさみ、当社の場合、取引が終了している仕入先との契約書類の電子化は不要であると判断したため、必要な契約書のみを電子化するサービスを選定しました。
これらの条件を満たしているだけでなく、温湿度管理やBCP 対策など環境の整った倉庫で原本を保管してもらえることに加え、一番大きな決め手になったのは、「こんな機能や仕様があったら」というユーザーの要望を積極的に取り入れ、今後に活かしていこうという営業担当の方の意気込みが伝わってきた点です。特に、「顧客とともにサービスを作り上げていく」とおっしゃっていたのは印象的でした。

サービスの導入効果

サービスの導入効果について教えてください。

これまでは契約書を確認するためだけに出社することもありましたが、CLOUD CABINET を導入したことで、いつでも、どこでも、誰でも、簡単かつスピーディーに検索・閲覧が可能になりました。業務効率化や、契約書管理に関するナレッジの共有面でも導入効果を感じています。
また、以前は、保管ルールにあいまいな部分があり、担当者の名刺や覚書、メモなど、契約書に付随する様々な書類が煩雑に保管されていましたが、管理ルールの見直しにともない、明確なルールを設けられ、管理業務の最適化にもつながりました。管理体制が整備された結果、電子契約サービスの導入を見据えた体制を整えることができ、業務と資産の最適化を図ることにも繋がっています。副次的な効果として、これまで保管に使用していたキャビネット4 本分の空きスペース創出も実現しました。

CLOUD CABINET 導入後、より使いやすく快適なオフィスに

寺田倉庫への要望と期待

サービスの導入時に、苦労したことなどはありませんでしたか。

サービスの比較や関係者と合意形成を図るプロセス、社内説明会を開催するために専門的な知識を正確にインプットすることには苦労しました。しかし、導入決定にいたるまで、営業担当者の方に、親身になって伴走して頂いたことは、心強く、とても助かりました。
また、CLOUD CABINET で管理することをきっかけに、過去の契約書の棚卸し作業も実施しました。寺田倉庫様に依頼することもできたのですが、管理ルールにあいまいな部分があり、自社で不足書類を把握できていないことに課題も感じていたため、自社で棚卸し作業を行いました。当初のスケジュール通りにいかないこともありましたが、必要な書類の有無を正確に把握できたことにより、仕入先様へ不足書類の締結依頼のアプローチを開始することができました。

今後の展開予定があれば教えてください。

DX 化が叫ばれる昨今、電子契約の流れは今後更に加速していくと想定されますが、紙の契約書が一斉になくなることは考えづらく、紙と電子の最適な共存が必要になると考えています。そのため、電子契約の導入に備えつつ、さらなる業務効率の向上やリスクマネジメントに努めていくことが目標です。CLOUD CABINET の導入が成功したことで、次のステップへ繋げる準備ができていると考えています。
また、CLOUD CABINET の操作はシンプルでわかりやすいとはいえ、慣れないものに対し利用に躊躇しているケースも見受けられます。導入効果を浸透させるためにも、継続して管理業務の見直しを重ねた上で、デジタル化の良き見本として、カンパニー内外での利用拡大にも取り組んでいければと思っています。

寺田倉庫への評価や要望・期待があれば教えてください。

サービスがリリースされてから約1 年が経過しましたが、これからCLOUD CABINET がどのように成長していくのか、サービスの拡充を心待ちにしています。
引き続き、要望や相談をさせていただきたく、継続的な力添えをいただけたら嬉しく思います。現時点でもサービスには満足していますが、数年後、振り返った時にCLOUD CABINET にして正解だったと確信が持てることを期待しています。
※「New Middleman」はプラス株式会社の登録商標です。

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